- 島崎藤村 千曲川のスケッチ その5
#31 '15 7/8 07:59
- 千曲川のスケッチ その五 山の温泉
青木村といふところで、・・・すこし白く濁った川に随いて、谷深く坂道を上るやうに成る。
川の色を見ただけでも、湯場に近づいたことを知る。そのうちに、斯様な看板の掛けてあるところへ出た。
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│湯┌─┐ │
│ │\│み や ば ら │
│本└─┘ │
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升屋といふは眺望の好い温泉宿だ。湯川の流れる音が聞こえる楼上で、私たちの学校の校長の細君が十四五人ば・・・
続きは青空文庫さんでご覧になれます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000158/files/1503_14594.html
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島崎藤村は明治32年頃、木村熊二先生と一週間ほど当館に滞在されました。
藤村の間の額縁の書はご子息にお書き頂きました。